ようやく時代が追いついた(ヒトは「いじめ」をやめられないを読んで)

 今日はちょっと自画自賛しちゃいます。本屋で新書のタイトルを見て驚きました。『ヒトは「いじめ」をやめられない(中野信子著。小学館新書)』というタイトル。このタイトルだけでも内容は想像できます。読んでみると、いじめに対する分析は概ね私の見解に一致していました。ただ、この著者は脳科学者で、専門分野に則った脳科学的なアプローチであり、私自身はどちらかというと心理学的アプローチであるという違いはありますが。
 私自身はとうの昔にこの見解にたどり着いていました。自分のブログを遡ってみると、2006年4月4日のブログで認識の歪みについて書いています。表現はこの本と同じではないですが、いじめや殺人はは人間の普通の心理状態に根差し、簡単に起こりうるもの、防ぐためには既存の方法は役に立たず、アプローチを変える必要があることには気づいていました。
 こういう本が出てきたことは現実のいじめをなくすための第一歩ではあると思います。ただ、いじめの回避策に関しては異論がありますね。いろいろと。どうも脳科学者は、理論と実践の間に、大きな溝があるように思います。まあ、私の勝手な見解ですが。
 結局著者が回避策として持ち出していることって、今では方向性としては当たり前のことばかりなんですよね。
 著者は「必要なのは、むしろ、人間は不寛容になってしまうものなのだ、不寛容は克服できないものなのだと認めることなのではないでしょうか」と結論づけますが、私はできると考えています。著者は「メタ認知力」なんて言葉を持ち出してきますが、要は「自分を客観視すること」です。それができるのなら、少なくとも著者の挙げている様々な回避策はいらないと思います。

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